ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

遠ざかるライン出し

B〜Aにかけてで習得不足だなぁ、とか色々と思うことが多いのが今回のお題です。

ライン出し=ネキストに近付くような出し方
という解釈は満点ではないのですよ。

というわけで今回は遠ざかるライン出しの例を挙げていきます。


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よく見かけるこんな場面

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このように7番をコーナーに狙う場面も当然あるとは思いますがここではサイドに狙うようにポジションしてみましょう。

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長長バタバタで出しても良いですが、厚めにポジションしたいと思えばこのようなワンクッションのライン出しがベターでしょう。

ネキストの横を通り過ぎるようなポジショニングはネキストに当たってしまうことがあるので技術不足から選択しないことも多いですが出来る方が良いに決まってますね。



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こんな配置はどうしますか、

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これは…C級でしょうね。

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イケメンはこうです、
頻出する出しなので力加減も取りやすいですし、ネキストへ順振りにも逆振りにもライン出しで狙えます。

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ベタな配置ですね、これくらいでしたら狭い方に出さずにちゃんとポジションしましょうよ。

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切り返しやらバタバタやらもありますが、

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これが単純明解かつ楽でしょうね。

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こんな配置

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こうやってポジションするのが定番ですが、図の状態では厚すぎてかなりハードショットになっちゃいますね。

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単純に押すだけ。


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ちょっとやらしい配置です、
ポジションの都合で7にあまり厚くは出したくありませんね。


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どっちでもいいんですが、振りを残す気があるなら点線が確実でしょう。

こういうポジションは何でも厚めに出したい人はあまりやりませんね(私とか)



さて、向かうライン出しのお話でしたがどうでしょうか。

おそらく最後のポジションなんかは特にやらない人はかなり多いはずです。

「バタバタでいいじゃないか」なんて言うのは邪魔球があると途端に対応できなくなっちゃう人でしょう。


バリエーションを増やすってのはどのレベルでもとても大事なことです。

おわり、

B級を目指す2

つづきです。

今現在C級以下の方々にそのうちこれくらいはできるようになってほしいなぁ〜

程度の内容なのでお上手な方は生暖かく見守ってくださいよ。



さて、前回は力加減的な課題が多かったですので
今回は出し(当然力加減も大事ですけどね)を重視して書いていきます。

1.
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逆振り穴前からの回しです。
将来的には右下長クッションの1ポイント刻みでポジションしたいですが、今はいいです。
右下長クッションの上側か下側か、それくらいの精度で構いません。

短期目標、中期目標、長期目標を立てることが大事ですのでいきなり高いハードルを設定するのは愚かですよ。


2.
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これも1.と同じです。

右下長クッションの上側か下側か、それくらいの精度をとりあえず求めていきたいですね。


3.
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ツークッション目を意識する。

こういうわりと簡単な配置ですとテキトーに撞いて盛大にへの字にしてしまうことって多いですよね。(点線のラインね)

ツークッション目を右上長クッションの上側に落としてへの字にならないように、かつ遠くなりすぎない加減・撞点で撞けると良いです。


4.
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簡単なダブルレールを習得する。

詳しくはこの辺を読んでください。

ちょっと語弊があるので細くしておきますと、

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点線と実線のラインをそれぞれ考えてみましょう。

どちらもダブルレールのラインが描けると仮定してみたのが次の図です。

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ある程度経験ある人ならわかりますね、
実線のようなダブルレールは限りなく無理です

ワンクッション目の位置が大事というよりも、
ツークッション目の入り方が大事です。

ツークッション目が短クッションに垂直に近い入り方をしないとダブルレールはなかなか成功しません。

あとはまあ、練習して実感してください。
大事なのはひねりの量とツークッション目の入射の仕方なのでハードショットは基本的に必要ありませんよ。


たぶんつづく、

B級を目指す1

ビリヤードをまともに始めたならば、第一目標はB級になることでしょう。


とは言えども、所詮クラスは自己申告でありますのでクラスを上げるのに何らかの基準を設けるのが大半だと思います。

何度か話はしておりますが、よくある基準としては
  • ボーラードを平均〜点、最高〜点目指す
  • マスワリを出す
まぁ、この二つでしょうか
CからBに上げるときに試合が云々なんて言う人はほとんどいないですからね

また、JPAをやってる人に関してはスキルレベル5が目標だったりもしますね。


何でもいいんですけどね、どれにしたって技術面のバラツキはあって当たり前です。
なので今回は、個人的にできて欲しいなぁ、と思うことを書いていきますよ。

私の勝手な主観なのであんまり気にしすぎてはいけませんけどね…

1.
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力加減です。
それぞれのエリアに収めることができる程度のアバウトな力加減は掴んでいただきたいものです。

1のエリアには意識してノークッション、ワンクッションのどちらでもなんとなくポジションできるように
3のエリアには意識してワンクッション、ツークッションでポジションできるようになると良いですね。

このような力加減をある程度掴んでいるだけでセーフティの精度も上がりますからね、力加減大事です。

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これも力加減です、
入れてエリアに手球を収める。

難しくはありませんが、おそらく普通にミスがたくさん出るでしょうね。



2.
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このブログでいったい何度出てきたのかって配置ですね。

フリーボールからバタバタ
ツークッション目を3ポイント〜サイドポケットの間落とす練習です、
当然ですが土手撞きにならないようにツークッション目をしっかり入れる力加減が大事です。

これは何かと言うと転がしたときのラインを理解してほしいのです。

押しをかけるとかではなくて、自然に手球が転がったときのラインのことです。

撞点は上で、力加減はバンキング程度でしょうか?
コンデションによりますが、強く撞くのではないことだけなんとなく把握していただきたい。

手球を置く位置さえ正確ならば意識することはほぼ力加減だけです。

3.
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これもまたベタな配置です。
ひたすらセンター付近に出して取り切る練習です。

フリーボールでスタートして、基本的に次の球へセンターよりもやや厚い位置にポジションしたいですね。

撞点は基本的に順下で、出た位置によってワンクッションでポジションするかツークッションでポジションするかはしっかり考えましょう。



つづく、


報告

というほどでもありませんが、

自主的にビリヤードのことを書くほどのモチベーションがあまりないので、

今後はお題を投げられたらそれを書く+気が向いたときに更新する

そんな体制にしようと思ってます。

なのでコメントなりラインなりTwitterなり直接話すなり
なんでもいいので書いて欲しいことがあったら言ってください。

いい加減流石にコメントを返します、
来週までに返事が無かったら怒ってください。


それとは別ですが、火曜はたぶん二週間に一度は山水にいますので、暇そうにしてたら声をかけてください。


あと上手な方は私をボコボコにしにきてください、
モチベーションがなさすぎるのでそろそろどうにかしたいのです。



PS
みんな先角とタップが汚ないので綺麗にした方が良いと思うよ
お手入れすると愛着も湧くのでやるべきです。

バンクかセーフティか2

前回の記事から気付けば2ヶ月も経ってしまいましたね、
まあ、更新する気はあるのでテキトーにつないでいきます。


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基本図その3です。

サイドバンク
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これくらいのバンクは入れたいところです。
一応保険の意味合いで手球は上の短に寄せます。
重視するのは手球です。

セーフティ
セーフティするとして次の図を見てください。
手球も的球も長に入れてから直に短に寄せています。
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手球を上に寄せるか、
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的球を上に寄せるか、

どうでしょうか?

結論から言うとどちらも不可能なラインです。
手球が図のラインになるように撞くと的球がショートし、
的球が図のラインになるように撞くと手球がロングしたり長長短になったりします。

厚みに対する手球と的球の走る距離の感覚がとれていないと図のような不可能なラインを考えてしまいがちです。


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やるならこんなもんでしょう。
手球が走りすぎないように少し逆を入れてブレーキをかけてあげたり、

まあ、平たく言えば様々です。
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当然ですが的球がタッチorクッションに非常に近い場合ですと図のような的球長短のようなラインは非常に薄く難易度が高かったり、そもそも無理だったりします。

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厚めから手球を調整したり色々考えることも多いです。


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図のような配置ですとさほど難しくはありませんが…

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上図で手球位置が2.3の場合はどうでしょうか?
ここではセーフティを考えます。

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2からではノーで撞くと手球が長短と入ってしまい走り過ぎて甘くなりそうです。
的球を走らせたいラインへの厚みは薄め=手球は走ってしまいます

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ちょいと逆を入れてやるのがセンスのある一手でしょうか、

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逆に3の位置ではどうでしょうか?
的球を走らせたいラインへの厚みは比較的厚いので手球はあまり走らなさそう=ノーでは手球の走りが悪いです。

図のような配置でも十分ですがもっとキツく、と考えるなら…
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順を切って手球をもう少し走らせてあげれば良いでしょうね。



中途半端ですが今日はここまで