体重移動2
ブレイクの話です。
前のブレイクの記事で
と説明しました。
けれども腕の角度が120°というのは通常のフォームではこれくらいの位置になりますね。
ちょっと適当な写真ですが…これでは振り子としての最下点という条件を満たしていません。
そこで重要になってくるのがヘッドアップです。
ブレイクが強い人は初めに構えた位置から身体が大きく動き、フィニッシュでは頭の位置が高くなっています。
ヘッドアップすることで肩の位置が高くなり、振り子としての最下点かつ腕の角度が120°という条件を満たせるようになるのです。
だいたいこんなもんですね。
ここで土方プロのブレイク動画です。
ハイスピードで撮影しているので画質は荒いですが、ヘッドアップをしてインパクトの瞬間にこの条件を満たしていますね。
Pan Xiaotingのブレイク動画です。
テイクバックからさらにキューを振り上げています。
ここまでやる必要はありませんが、このくらいテイクバックするつもりで大きくテイクバックを取ることが大事です。
拳一個分のテイクバック量と最大までのテイクバック量では当然最大までのテイクバック量の方がスピードは出ます。
キューを振り始めてからいきなりトップスピードは出せません。
キュー先がブリッジからすっぽ抜けるくらいの気持ちでテイクバックはしっかり大きくとりましょう。