もらいひねり
手球の左右を撞くことで左右の回転を与えてクッションからのコースを変化させられます。
では、それ以外で手球に左右の回転が乗る条件を考えましょう。
例えばこの配置で1番をサイドにストップショットの加減でシュートします。
クッションへ垂直に入るのでそのままの軌道で戻ってきそうですね。
けれども実際には次の図のようなラインで戻ってきます。
これはもらいひねりが関わってくるからです。
手球と的球が接触したとき、手球の進行方向とは逆の方向に摩擦が発生します。
図の矢印です、これによって手球には右回転がかかります。
イメージしにくい人は手球と的球を歯車だと思ってください。
これならわかりやすいですね。
右回転ということは、左を撞いたときの回転ですね。
これによって手球には左ひねりが乗り、クッションから左へ出てくるということです。
※たまに勘違いする人がいますが、左を撞けば右回転。右を撞けば左回転です。
的球の左側に当たると左ひねりがのります、つまり順ひねりです。
的球からのもらいひねりは順ひねりです。
もらいひねりは的球からだけでしょうか?
手球と何かで摩擦が生じればもらいひねりは発生します。
つまりクッションからのもらいひねりもあります。
クッションとの摩擦が無ければ実線のラインを走りますが、クッションからもらう左ひねりがあるので実際には点線のラインを走ります。
もらいひねりによって手球はいつも順ひねりが乗っていると考えてください。