入れの安定
入れを安定させるために何が必要か。
毎回同じように構えて撞くことです。
何を当たり前なことを言っているのか、と思うかもしれませんがとても大事なことです。
アドレスと言うものがあります、これはショットするために構えに入る一連の動作のことです。
毎回同じアドレスをとることでショットの再現性が高まります。
例えば、立ち位置を決めて右足を固定し左足を踏み出してスタンスをとる人が逆に左足を固定して右足を踏み出して構えるとフォームの何処かに違和感を覚えるはずですね。
スタンスの微妙な違い、身体の開き方、レストの距離など色々あります。
毎回同じアドレスをとる、つまりアドレスをルーティンとするのです。
余計な事を足したり、省略したりしてはいけません。
これだけに調子が左右されることも多くあります。
例として僕のアドレスの入り方を書きます。
- 厚みに正対する位置を探しそこに肩幅程度足を開いて立つ。
- 出しを考えて撞点と力加減を決める。
- グリップ位置とレストの長さを決めてそこを握る。
- キューを厚みのラインに乗せるように上体を倒しながら左足を踏み出してスタンスを組む。
- 右肩の位置、左肩の位置にズレがないか、確認してからストロークにはいる。
- 予備ストロークは3回、このときキューが真っ直ぐ振れてるかを意識して、振れていなかったら1からやり直す。
- 最後のショットストロークのときだけやや長くテイクバックをとりショットする。
文字に起こすと長いですが実際は1から7までで7秒もかかっていません。
実際に立ち位置を決めたときに難しいと感じたらすぐに構えに入らず一考します。
ルーティンを確立するだけでショットの再現率は上がりシュートも安定する。
しばしばその場に立ったまんまシュート練習をしている人を見かけますが無意味です、ルーティンを大事にして練習しましょう。
早撞き=いいかげん ではありません。
実際にいいかげんに早撞きをしている人も多いですが、早撞きでちゃんとした球を撞ける人はルーティンにかける時間が短く、判断も早いだけです。
いいかげんな早撞きをしている人はルーティンについてもう一度考え直してみましょう。