ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

外し方1

今回は9番の外し方について書いていきます。
何を言ってるんだと思うかもしれませんがけっこう大事ですよ。

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例えばこの配置。
まあ、特になんでもない配置ですが中上級者はこんな風に撞くことはあまりありませんね。

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だいたいこんな風に撞くことが多いはずです。

何故でしょうか?
ここに今回の外し方ということが関係してきます。

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最初のとろっとした撞き方だと例えば薄めに外すとこんな風に猿でも入るような球が残ります。
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厚めに外しても同じように穴前の球を残してしまいますね。

入れに不安が大きい初級者がやりがちです。
ポケットでガコガコしないようにギリギリ届くくらいに弱く撞いてしまう気持ちはわかるのですが、普段あまり使わない力加減で撞くことはシュート率低下の原因になります。
(ちなみに弱く撞くと厚めに外しやすいです)

無理のない普段使う範囲の力加減で撞くことが大事です。

だとしても何故中上級者は手球を長く走らせるのでしょうか?

正解から先に書きますが外したときの保険の意味合いが強いです。


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この二通りのラインですが、共にヘッド側短クッションの真ん中にポジションさせています。

ここまで言えばなんとなくわかるでしょう。
外しても渋く残るからです。

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外しても手球が短クッションの真ん中にあれば、的球がどこにあってもほとんどの場合に入れは簡単ではないでしょう。

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この配置では厚めに外すと比較的甘く残る可能性が高いです。

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つまりこの配置では外すなら薄め。
長く撞いているとこの辺の感覚がなんとなくわかってきますが説明できることは説明していきます。

というわけで次回はここら辺について説明していきます。

なお、今回の配置で入れに不安がある上級者はほぼいないでしょう。
それでもしっかり撞くのは弱く撞く場面が多かったりするとどうもキューが出にくくなるのでそれを振り払うためや、しっかり撞ける場面ではしっかり撞くことを意識することが多いためです。


つづく。