最悪を想定
ポジションプレイにおいて最悪を想定するのは基本ですが、中途半端に慣れてきたB級やA級下なんかは基本に戻ってみたほうが良いでしょう。
この配置を考えます。
6番を入れやすいであろうゾーンはこれくらいでしょう。
7番がちょっとうざいので被らないように気をつけます。
自信があれば点線のようにノークッションで出しても良いですが、ほんの少し穴振りで厚めに入ったり力加減が弱いと実線のように被ってしまいますね。
ここはしっかりワンクッションを入れておきましょう。
さて、上図で点線と実線とがありますがどちらがよいでしょうか?
これは実線でしょうね。
理由として第一に点線の場合にちょっと力加減が強いと被ってしまいます。
実線のように少し遠めに出すことでポジションの許容範囲が広くなります。
第二として、右利きプレイヤーにはちょっと撞き辛いですからね。
ポジションが限られたときには見えなくなるという最悪を想定して、そうならないように少し遠めに出せばゾーンは広く使えます。
当たり前のことですが、なんとなく厚めに出せばいいやではポジションミスも多くなってしまいます。
次はフリーボールから始まるこの配置です。
8番のゾーンはこれくらいでしょう。
さて、まっすぐを境に点線のゾーンと実線のゾーンに分けました。
どちらに出すのが良いでしょうか?
7からの出しはこのようなライン出しが良いでしょうね。
実線の場合です。
下でノークッションかワンクッションですね。
特に難しくはなさそうですね。
点線の場合です。
下でノークッションかワンクッション、
上でワンクッションかツークッションでしょう。
どれもそんなに難しくはないですが、実線の場合よりは手球を走らせる距離が長くなってしまい難しいですね。
少しだけ配置を変えてみましょう。
9番が先ほどの図よりもやや上に来たり8番に近い配置だとどうしても9番に当たってしまうのでこちらの振りはよろしくないですね。
他の球に当てるのはどうしても予測がたてにくいので失敗も増えてきます。
他の球に当たってしまうようなポジションは避ける。
なんとなく厚めにポジションするのを続けていると当たり前のことも見逃しがちです。