基本のひねり2
前回はひねりはどんな場面で使うのかということの説明をしました。
ひねりは使い慣れるまでいまいちよくわからないものなのでおさらいをします。
まずは手球を無理なく走らせるためのひねりです。
例としてこんな配置です。
押しだけだとネキに近付けるのが難しいです。
そこでクッションに入れてからこのようなラインで近付けます。
いわゆる切り返しです。
ひねりを知らない人からするとクッションに入ってからギュンっと動く様が面白いのでどんなときでもやりがちですが無用なひねりは不要なミスにつながるので注意です。
さて、縦の撞点は上ですが、横の撞点は左右のどちらを撞けばよいでしょうか?
クッションに入れてから右と左のどちらに手球を動かしたいかを考えてください。
図のラインではクッションから右方向に伸ばしていますね、つまりここでは右ひねりが正解です。
ちなみに左をひねるとだいたいこんな感じになります。
手球が自然に動く方向に逆らったひねりなので急激に手球の勢いが死んでしまって走らなくなります。
ではコースを作るためのひねりのおさらいをしていきます。
こんな配置を考えます。
押しだけだと9番に当たってしまいそうなのでコース調整のためにひねりを用いてみましょう。
このようにクッションに逆らってポジションすれば良さそうですね。
さて、横の撞点は左右どちらでしょうか?
クッションから右に立てたいのでここでは右ひねりですね。
一応補足しておきますが、撞く方向から考えてくださいね。
図では左に立てているように見えますが、構えたら右に立てているように見えますからね。
なお、このように反対側にポジションすることもできます。
ここでの撞点は左ひねりです。
まとめ
- 力加減に頼らずに無理なく手球を走らせるために使う。
- 出しのコースを作るために使う。
基本的にはこの二つです。
つづく。