腰の回転5
このシリーズもなんだか死ぬほど長くなってしまいましたね…
ボチボチ終わりを迎えます。
では前回触れられなかった右の体幹の話です。
右の体幹を押し出すことの話です。
押し出すってことは右足が関係してくることはすぐにわかりますね。
そこで右足の使い方について触れます。
まずは、壁を押す状況をイメージしてみてください。
このように踵が接地した場合と、
このように踵が接地しない場合とではどちらが強く押せますか?
これは後者です。
踵が上がることで足から与えられる力の方向が押す方向に近くなるために押す力は強くなります。
説明がめんどくさいのでこちらの画像を見てくださいね。
デルーナに登場してもらいましょうか。
構えたときはべた足ですが、
インパクトの直前には踵が浮いて体幹を押し出しています。
※見ればわかりますがデルーナは左利きなので押し出しているのは左の体幹です。
けれどもこの図のように踵が上がった状態の方が力が入るのならば何故最初からそのようなフォームで構えないのかについて話します。
これまで書いてきたことと関わってきます。
体重移動をするブレイクの基本的な流れは、
- 前進する
- 止まる
- キューを振り抜く
です。
最初に身体を前進させる必要があります。
そのために体重移動の最初の段階でスタンスがこのように前のめりになっていると初めの身体の前進が困難になってしまうのでよろしくありません。
さらには写真のスタンスで最初から構えてしまうと前の足で身体を止める動作も難しくなってしまいます。
次でラスト、
つづく。