ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

ブレイクキューのタップ

ブレイクキューのタップを考えてみましょう。


非力な人やインパクト重視のコントロールブレイクをするなら樹脂。
SonicやTrans、G10なんかがメジャーですね。

ハードにブレイクするならミディアム〜ハードの革が良いと思います。


タップのアール(丸さ)は撞点重視なら平ため、威力重視なら丸めが良いです。

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平たければ多少撞点がずれても芯近くの撞点になります。
また、丸めだとタップと手球の接触面積が大きいのでキューのパワーが手球にしっかりと伝わります。

革タップを付ける場合はどちらかと言えば積層が良いと思います。
単層はやはり締まるのが早かったりですぐにカチカチになってしまうから手球のトビを減らしたいと思うならば多少締まりにくい積層が良いです。

手球を捉える感覚を大事にしたいなら少し柔らかめの積層を締めたものがちょうどよいです。
ブルー系だとガッチガチにしめてもある程度ほぐれてきてちょうどよい硬さになってくれますが個体差がやはり大きいです。

個人的ブレイクキュー用タップTop3は
  1. samsara J&B
  2. 撞き締めしたMoori S
  3. M-ONE Z/Trad EXH
Samsaraはチョークを塗った感覚では樹脂っぽいですが、ブレイクすると意外と柔らかめで手球をちゃんと捉えてくれます。
特筆すべきは寿命が長いことです。
一年程度使用してたときもさほど状態は変わりませんでした。
欠点は層剥がれが個体によって起きてしまいます。
プレイの積層のようなべリッと剥がれる感じではなく浮いてきたと思ったら突然一番上の積層が剥がれます。

MooriSは締まっても異常に硬くなることがないです。
3.5のSはおそらく最大限に締まっても現行Kamui Black M程度の硬さにしかなりませんでした。
欠点は特に無いでしょうが特筆すべきことも特に無い感じですね。
3.5のQはブレイクには硬すぎるので個人的にはダメですね。

M-ONE Z/Trad EXH
この二つは基本的にほぐれてきます。
初めは鉄琴みたいな音がしますが、撞きこんでくるとだんだん適度な柔らかさに落ち着いてきます。
欠点は締まるのを待つのがだるいことです。




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余談ですが、今の僕のブレイクキューの仕様はこんな感じです。
MB-2のバットにOB classic XLシャフトでタップは薄いTradEXHです。


OB classic XLは国内では販売してませんがなかなか良いですよ。
耐久性で言えばOB BREAKシャフトよりもあるでしょうね。