ちょい振りの球
質問があったのでちょい振りの球について話します。
こんな感じですね。
このように真っ直ぐだったりわりと振っている球は入るのにほとんど真っ直ぐに近い球が入らないということでした。
概ね厚みが合っていれば球は入ります、結局入らないのは厚みが合ってないからです。
ここで問題となってくるのはほとんど真っ直ぐの球→真っ直ぐと同じくらい簡単
だと思ってしまう節があるためだと思います。
つまり何が言いたいかというと、成功率の把握がしきれていないため上手くいっていないのです。
例えばセンターショットと逆コーナーへのカットを考えます。
ではこの二つの間で成功率が綺麗に落ちていくのかというとそんなことはないと思います。
縦軸が成功率で横軸が薄さ(0を全厚100を90°のカットとする)としたときこんな風にはならないはずですね。
薄い球が難しいのは当たり前です。
厚みが1/1〜1/2では角度が0〜30°しか変化しませんが1/2〜0までは角度が30〜90°まで変化します。
厚み半分を境に倍の60°も変化してしまうのです。
平たく言えば薄い球はポケットギリギリで入る厚みの許容範囲が半分になってしまうようなもんです。
配置はなんでもいいんですが、このように球一つ分ずらした配置でそれぞれ10回づつ試行して成功率を出してみても面白いですね。
厚いから簡単、薄いから難しいというわけではないことに気づくはずです。
単に経験量の多寡で成功率は決まってきます、慣れない球が入らないのは当たり前。
苦手を洗い出すことが大事です。