サイドへ狙う7
サイドへ狙うシリーズは今回でとりあえず終わりです。
図の配置からフリーボールの状況です。
それぞれどのように出すでしょうか?
2番はこのようにワンクッション。
これに異論がある人はおそらくいませんね、
ライン出しなので有効にゾーンを使えます。
3番も同じくこう。
細かい位置によりますが、軽い引きでクッションさせずに出しても良いでしょう。
では1番の場合に同じように出してみます。
どうでしょうか?
少しの力加減の違いでロングしすぎたり、少しの厚みの違いでロングしすぎたり多くの事故が考えられます。
かつ、土手撞きに近い状況になりそうですね。
以上からあまり良い出しとは考えられません。
転がしてノークッション。
僕はこれを選びますね、
何故かと言うと…
それぞれ大してゾーンの有効活用は変わりませんが、実線の方は土手撞きになる事故がないです。
かつ、意識する点が点線ではクッションに入れる位置、土手にならない力加減、押しをある程度ちゃんと乗せること、ですが。
実線では手球のコースと力加減だけです。
気にすることが少ない方が簡単ですからね。
最後にこの配置を考えましょう。
それぞれで振りや厚さやらを考えると無駄に長くなるので省いて、かなり難易度が高くなる位置を考えましょう。
1番ではこのような位置、押しても右の長クッションにしか入らない位置がマズイですね。
あまり遠くにならないようにできるだけ9番の近くに落としつつ逆を切ってこんな風に出す。
ひねりの量、引きの加減、力加減、色々ちゃんと考えないとショートしたりロングしたりミスはたくさん考えられます。
3番では同じく長クッションにしか入らない場合がマズイです。
できるだけコーナー近くに落としつつ逆を切って短クッションから立てて遠めで我慢する。
これも嫌ですね、ひねりがたりなかったりワンクッション目が図よりも下の方になってしまうと短クッションからほとんど立たなかったりしてかなり薄くなってしまったり…
2番の場合はどこにあっても難易度の大小はありますがそこまで難しいことはありません。
さて、結局当たり前の事ですが
最悪の場面を考えられるかどうかが大事です。
サイド前の球だからこそ最悪をしっかり考える。
コーナーへ狙う球よりも落とし穴が多いのがサイドへのシュートです。
今回書いたことが理解でき、実際に考えられるならサイドへ狙う球の処理に関してはA級くらいはあるのではないかなぁと個人的には思います。
"知識に関しては"ですがね。
余談ですが相変わらずFFへの比重が現在の生活では高くビリヤードへの比重が低いので不定期更新になります。
2.3日に1度は必ず更新をしようとは思っていますがあまり保証はできません…
おわり。
サイドへ狙う6
まとめです。
とりあえず次の3つを見てください。
どれも同じようなラインで出していますが、撞点がだいぶ違いますね。
かつ難易度はどうでしょう?
得意球にも依存しますが、概ね2.1.3の順でしょうかね。
図はどれも同じ程度の逆振りです。
それぞれ出しのバリエーションはいくつ浮かぶでしょうか?
かつ、それぞれの難易度はどうでしょうか?
バリエーションが多いのはおそらく2.1.3ですね。
難易度が総じて低いのは2.3.1でしょう。
サイドに近いからといってアバウトに出さない、
サイドに近いからこそ出しのビジョンをしっかり持って撞きましょう。
例えばこんな配置でそれぞれ狙うポケットは決めておきましょうか、
この位置なら8のゾーンはこれくらいでしょうかね
ゾーンを有効活用するならこんな風に出すと良いかもですね。
つづく、
サイドへ狙う5
つづきです。
今回で一通り終わりで次回でまとめます。
3番の薄め順振りからいきましょう。
見るからにマズイですが、
順下でこうでしょうね、
テキトーに撞くと左下へスクラッチしたりするので気をつけましょう。
厚め順振りで短クッションに入るならこう、
長クッションに入るならこう、
厚め逆振りなら考えられる中で比較的楽なのはこれ、
逆上でバタバタさせる。
キュー切れに自信があるならこんな風にしても面白いですね。
大体シュートミスしますが…
薄め逆振りならこれくらいしかありません。
順で回す。
上下は厚みによって変えます、大事なのはひねり。
一通りこれで終わりですが、
サイド近くの球にしても、少し位置が異なるだけで定番だと思っている出しができなかったりします。
これについて次回書きます
つづく、
サイドへ狙う4
つづきです、やっと半分超えました。
厚め逆振りからいきましょう。
これだけ厚いならばパワーでどうにかしようと思わないでキューを切った方が楽でしょう。
撞点順上で回します。
同じようにパワーに頼らず切れとひねりで走らせる、けれども押しよりは難しいです。
何故かって第一クッションに入るまでが押しよりも長いからです。
もう少し薄ければアリな出しでしょう。
縦バタ。
図のように超ショートするでしょうね、
無茶はいけません。
薄め逆振りです。
縦バタ。
わかりやすいですが左下コーナースクラッチなんかもありますね。
こうすれば左下コーナースクラッチはないでしょう。
クッションへの入射角を考えてちょっと逆を入れたりそうじゃなかったり…
この辺の入射角についての考え方はB級真ん中以上の人が考えれば良いと思います。
押して長クッションに入るなら逆を切ってダブルレール(実線)をしたり、ダブルレールの雰囲気(点線)をだしたり、
非常にアバウトに言えばテキトーに逆切っとけばどっちかにはなります。
さて、2番の位置からのサイドへ狙う球では特に難しいものもありませんでしたね。
この辺の話がこのシリーズの主題です。
つづく、
サイドへ狙う3
サイドへ狙うつづきです。
まだまだつづきます
今回は図の2番からです、
例のごとく薄め順振りからいきましょう。
ぱっと思い浮かぶのはこれでしょうね、
このスピードで撞くことを厭わないかつコーナースクラッチがないなら特に難しくないので良いでしょう。
けれどもコーナースクラッチが怪しかったり弱い加減で撞きたくないならば別のことをしましょうか。
撞点逆下で回す。
一見難しそうですが、さして難しくはないです。
縦バタ。
これくらい薄いなら順を切ったほうが力加減的に楽でしょうね。
順回し。
スリークッション目を右上隅に落とせないと失敗しやすいです。
あえて選ぶことはないですが、序盤で邪魔球が多いとこれをやらないといけないこともなくはないですね。
では次は厚め順振りにいきましょう。
こんなですね、
残り2球ならこれ以外ないというくらい無難でベターな出し方。
今更これは説明もクソもないですね。
この出し方と比べて何がメリットなのかはわかるでしょう。
わからない人はこちらを参照
やる必要もないですが、このように出す場面もあります。
自分の引きの"信用できる範囲での限界"をちゃんと知っておけばさほど難しくはないです。
つづく、