ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

引き球

ビリヤードの壁として引き球があります。ちょっと的球を入れられるようになったから押しや引きをやりたい!となったときに多くの人が引けない経験をしてきたと思います。なのでここでは引き球の話をしていきます。引くために大事な要素は、撞点キュースピー…

カーブショット

カーブの話です。今回は左右を撞いたときのカーブに触れます。基本的にそんなに積極的に利用するものではないですし、むしろウザいものです。こんなのが出来たら大喝采ものですよ。さて、手球の左右を撞くと必ずカーブします。と言っても度合いがあってキュ…

キャノン

なんだかんだ書いてなかったのでキャノンの話をします。200以上も記事を書いているのに初歩的なキャノンのことが抜けていましたね。こんなのがキャノンです。文字にすると、的球に当たった後の手球で他の的球を入れることをキャノンショットと言う。先に書い…

難所を見極める2

今回もゲームにおける難所を見極めていきましょう。まずはこの配置です。どこが特に難しいかを考えて下さい。…難所は4番ですね。入れられるポケットは左右どちらかのサイドですが左のサイドへ出すのは狭いので右のサイドへ狙いにいきます。一番良いのはこん…

押し引き

誰しもあることなのかはわかりませんが、押し球の入れが安定しないという悩みを持ったことがある人はわりといると思います。僕もそうでした。何故押しで入れが安定しなくなるのか?を今回は書いていきます。まずは押し球と引き球とで異なる部分を考えましょ…

トビのメカニズム2

前回に実際にはトビは撞点だけによって決定されるわけではないと書きました。これのわかりやすい例としてミスキューがあります。同じ右の撞点を撞いてもチョークを塗った場合とそうでない場合(ミスキューの場合)とで、チョークを塗った場合は狙い点よりもや…

トビのメカニズム1

以前こんな図を使って左右を撞いたときのトビの方向のことを説明しました。手球のベクトル3 - ハードブレイクとビリヤードとそれぞれのベクトルの意味は、黒はキューから手球に与えられる力のベクトルで、青は手球の並進運動(回転とは独立した運動、平たく言…

細かい切れ

ロングドローはできるに越したことはありませんが、使用頻度を考えるとそんなことよりも少し薄めの球へ効率良く引きをかけることが大事です。なんでもないポジションですが、B級下くらいだとこのようなポジションミスをすることも多いでしょう。実線引きがす…

引きの余地

クッションに近い、もしくはタッチの場合の引きについての話です。8番はタッチです。例えばこの配置からの出しは点線の順下バタバタか実線の切り返しですが、多くの上級者は切り返しをするはずです。けれども8番がクッションから浮いた場合には多くが実線の…

切り返し3

今回で切り返しの話は最後です。前回の最後の切り返しと似た系統の切り返し紹介。これも手球のスピードを抑えた切り返し。撞点逆下。引くわけではなく、殺しのように撞くことで手球のスピードが落ちてクッションからの跳ねを抑えることができコーナースクラ…

切り返し2

つづきです。より実践的な切り返しのライン紹介をします。押しで切り返し。撞点は逆上。押しがしっかり乗っていないとツークッション目がより下の方に落ちる。押しだけの切り返し。撞点上のみ。ワンクッション目でクッションに浅い角度で入ってしまいそうな…

切り返し1

バタバタと双璧を成す切り返しの話です。切り返しはどんなものかというとこんなのです。一般的には逆を入れて無理なく手球を走らせることが多いです。多くの場合は撞点は逆上ですが、逆がいらなかったり真横とか下を撞くこともあります。クッションから離れ…

バタバタ3

今回で最後です。まずは厚めからの押し引きでのバタバタの話をします。順上で回すには厚すぎるので押し抜いてバタバタ。スクラッチを避けるために厚みによって逆を入れる必要もあります、けれども不要な逆を入れるとポジションミスになるのでノーイングリッ…

バタバタ2

バタバタのつづきです。前回はバタバタが何たるかの説明をしました。今回は実践的なバタバタの話をします。上だけで撞いたときにスクラッチしそうなとき(実線)、少し順を入れてあげて明確にスクラッチを避ける。これ、わりと当たり前なことなんですがやって…

バタバタ1

バタバタについて取り上げます。このように対面のクッションを何度か用いてポジションする術をバタバタと言います。これは長クッションでバタバタさせているので長長バタバタなんて言ったりもします。こちらは短クッションでバタバタさせています、短短バタ…

早撞きのすゝめ

ちょっと黒いことをたくさん書いてるので早撞き遅撞き論争が嫌いな人は読まない方が良いでしょう。多大なる主観を含んでいますが、こんな風に考えてるのは僕個人だけではありませんよ…早く撞くって大事なことです。軽快なプレイヤーは見てて楽しいですし、あ…

厚めからのリカバー

今回は定番のリカバーの話をします。リカバーというとポジションミスしたときにどうやって立て直すかですね。よく見かけるTHE定番のバタバタですね。このくらいの振りが入れも出しも不安がなくてちょうどいいですが、厚くなりすぎた場合。こんな感じです。点…

腰の回転6

今回でやっとこのシリーズは終わりです。では、ブレイクの際の右足の動き方の話をします。初めは右腰、右膝、右踵は地面からほぼ垂直に位置します。そこからまず膝が先行し、膝を腰が追いかけていき、腰が膝に追いついてインパクトします。ブスタマンテはコ…

腰の回転5

このシリーズもなんだか死ぬほど長くなってしまいましたね…ボチボチ終わりを迎えます。では前回触れられなかった右の体幹の話です。右の体幹を押し出すことの話です。押し出すってことは右足が関係してくることはすぐにわかりますね。そこで右足の使い方につ…

腰の回転4

では2つ目の右の体幹を出す動作についてです。ここで大事になってくるのがスタンスです。特に左足の使い方が重要になってきます。左足を抜く1 - ハードブレイクとビリヤードと以前こんな記事を書きました。平たく言えば左足が伸びきったブレイクはダメという…

腰の回転3

左の体幹を引き戻すための話のつづき。前回はレストで押さえて戻すことの話をしました。左の体幹を引き戻すために次に必要となるのがスタンスです。左の体幹の話なので当然左足のことです。左腕によって左肩の引き戻し動作を行いました、左足の付け根は当然…

腰の回転2

それでは実際にブレイクにこれを利用していきます。以下意識するべき点左肩と左腰を引き戻す。右肩と右腰を押し出す。平たく言えばこの二つです。まず1について。ブレイクの動作中に何の支えも無く左の体幹を引くことは難しいです。そこでまず必要になってく…

腰の回転1

ブレイクの話です。今回は腰の捻転を利用したブレイクをする際のポイントを書いていきます。腰の捻転といえば個人的にボクシングの右ストレートが最初に出てくるのでボクシングを参考に説明していきます。何故かって、ろくな研究もされていないビリヤードな…

左足を抜く

最近の球を始めた人はもしかしたらあまり知らないかもしれませんが、一昔前はハードブレイカー=フランシスコ・ブスタマンテ、ジョニー・アーチャーでした。最近ではもっぱらジェフリー・デルーナ、シェーン・バン・ボーニングですね。ここではブスタマンテの…

難所を見極める1

難所を見極めるとサクサクと撞くことができます。ベストなポジションはありますが自分のレベルで問題なくこなせる程度の球なら少しのポジションミスで致命的になることはないでしょう。アバウトで良いところと、それじゃあ駄目なところの見極めが出来るのが…

芯撞き2

つづきです、今回は芯撞きからの出しに焦点を当てていきます。5番はサイドでしょうね、どうやって出すかが問題です。上でコロコロと出す。良くないですね、どこまでいっても撞き辛いため、そこからの出しが辛いです。それに土手から離れるくらい手球を走らせ…

振り上げ系ブレイク

久しぶりのブレイクネタ。ハードブレイクにも色々とタイプがあります。ここでは振り上げ系ブレイクを取り上げます。女子の振り上げブレイク代表はPan XiaotingXiaoting Pan break 2 - YouTube男子は沢山いますのでとりあえずデルーナを紹介。デルーナブレイ…

近いと狭い

今回はゾーンについて少し詳しく説明していきます。ゾーンって何ぞやと思った方はこちらを参照してください。ライン出しとゾーン - ハードブレイクとビリヤードとこの配置で9番のゾーンはだいたいこの三角形くらいでしょう。ここからの出し方はバタバタか切…

手球に逆らわない

以前にクッションに逆らわない、という題で記事を書きました。クッションに逆らわない - ハードブレイクとビリヤードとプレイの安定感のためには無理をしないことが大事です。無理なハードショット、無理なソフトショット、過大なひねり、ロングドローなんか…

100

今さっき気付いたのですが今日でブログ開始からちょうど100日だったみたいです。いつまで続くかは不明ですが下書きがまだ大量にあるので突然終わるなんてことはありません。ついては当ブログの内容をまとめたサイトの作成も続けております。ある程度作成でき…