ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

球質1

球質の話です。
重い・軽い球だとか割れる・割れない球だとかそんな話を聞いたことがあると思います、それです。

当たり前ですけど手球の重さがプレイ中に変化することなんてありません。
せいぜいチョーク痕云々ですが、ほぼ無視できる程度の変化ですがそれは手球の動きに影響を与える程の大きさではないので無視しましょう。


f:id:over40kmph:20140730164647j:plain
図のように点線と実線の二つのラインに分かれたとします。
点線が割れない球、実線が割れる球です。


f:id:over40kmph:20140730214655j:plain
何度も説明してますが、振りのある球への押し引きはほんの少しの間90°分離してから利きはじめます。
(図は誇張表現)

図の点線が90°分離のラインでそれに沿って手球が動いてから図のように押しや引きのラインを描きます。


割れる割れないというのは90°分離のラインに沿う距離の長短です。
f:id:over40kmph:20140731144100j:plain
点線は90°分離後すぐに押しが利き、実線は少しの間90°分離のラインで動いてから押しが利いています。

要は的球に当たった後に押し引きがすぐには利かないのが割れる球で、押し引きがすぐに利きはじめるのが割れない球です。

ではこのラインの違いは何によって左右されるのかを説明していきます。
これは大きく以下の二つの要素に依存します。
  1. 手球の跳ね
  2. 手球のスピード
まずは手球の跳ねに関して説明します。

押し引きは手球の回転がラシャと噛むことで利きます、ということはラシャと接してなければ押し引きは利かないということですね。

ラシャと接していない=手球が跳ねて空中にある  ということです。

手球が的球に衝突した後には必ず90°分離します、この分離の長短は手球が跳ねていれば当然長くなります。

f:id:over40kmph:20140731144740j:plain
点線は手球の跳ねが小さいとき(割れない球)で、実線は手球の跳ねが大きいとき(割れる球)です。


つづく。