左足を抜く
最近の球を始めた人はもしかしたらあまり知らないかもしれませんが、一昔前はハードブレイカー=フランシスコ・ブスタマンテ、ジョニー・アーチャーでした。
最近ではもっぱらジェフリー・デルーナ、シェーン・バン・ボーニングですね。
ここではブスタマンテのブレイクの話をします。
(アーチャーのブレイクにあまり興味がないから)
余談ですがマンモスブレイクとか言われてましたね。
左足に注目してください。
伸びていた左足が徐々に曲がり傾いていきます。
これを「左足の膝を抜く」と表現します。
腰に注目していきましょう。
左足を支えているのは左腰で、右足を支えているのは右腰ですね。
体重移動するにあたって、右腰が高く、左腰が低い状態が維持されていると思います。
「左足の膝を抜く」というのは、ある程度左足が伸びきった状態から左の膝を落とすように曲げていくことで、左腰の位置を下げ、曲げた側の足になだれ込むように体重を移していくことです。
その作業によって効果的な加速が得られるといいます(自分で検証はしてないです)
野球のピッチングでも同じような膝の使い方もしています。
多くのスポーツ選手が行っているらしいです。
近年のブスタマンテはだいぶ体重移動が簡略化され、右足の振り上げもやらなくなり、スタンスも昔に比べて狭くはなりましたが、この「左足の膝を抜く」という所は変わりません。
ちなみに、ブスタマンテもテイクバックの頂点からインパクトにかけて右肩の位置はほとんど変わっていませんね。
以下振り上げ動作の参照
ハードブレイカーの多くが振り上げの大小はあれども振り上げ動作は行っているようですね。