ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

キスイン

以前にトラブル処理の記事でキスインの話を軽くしましたが、ここでもう一度しっかり説明します。

まずキスインとは何かです。
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キスインとはこのように第一的球を他の球を使うことでポケットする技術のことです。

以下に実戦例を書いていきます。
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他の球でコースが塞がれているのでキスインで狙う。

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普通に狙えるけれども8番が都合悪いところにいるのでキスさせて移動させる。

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同じようにトラブル処理のためにキスイン。

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特にキスさせる必要もないですが図のような位置に的球があると厚みの許容範囲が大きいですね。
かなりテキトーに撞いても入ります。

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カットもあるけどクッションの方から見ると8番に当たって入りそうなのでクッションから当てて入れる。
こんな風にタッチしててポケットされるコースに乗っている状態を死んでいるとか言ったりします。


具体的に狙い方を考えてみましょう。
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こんなロングのキスインは普通は狙わないけれども気にしないでくださいね。
同じ厚みに当てても点線のように動いたり実線のように動いたりします。
この違いは概ね的球のスピードに依存します。
というのも、第一的球に手球の上下回転による影響はほとんど無いためです。

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図のように撞点真ん中で力加減によるコース変化を第一的球ありきで考えれば良いだけです(簡単ではないですが…)

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前の図で実線のラインを走らせる力加減で同じように撞けばだいたい同じように実線のラインを走ります。

強めに撞けばイメージボール位置から90°分離のラインに近く走り、弱めだとそれよりも前に出ます。

これ、別に新しい知識でもなんでもないです。
一つの知識を他に利用することを考えていれば当たり前に考えつくことですね。