引き球
ビリヤードの壁として引き球があります。
ちょっと的球を入れられるようになったから押しや引きをやりたい!
となったときに多くの人が引けない経験をしてきたと思います。
なのでここでは引き球の話をしていきます。
引くために大事な要素は、
- 撞点
- キュースピード
- ブリッジの高さ
- 撞き方
です。
この並びが概ねの大事な順番です。
撞き方が良くてもあまり下を撞けてなかったら引けません、そんな感じです。
まず撞点について。
ここで例のボールに登場してもらいます。
これ、5までメモリが振ってありますが絶対に撞けないので注意です。
撞けるのはせいぜい3くらいです。
引けない人は下を撞いてるつもりでもだいたいが1.5程度しか撞けていません。
どうしたら下を撞けるのかなんてアホな質問はしないでください、狙った撞点をしっかり撞けるようにたくさん練習しましょうね。
次にキュースピードです。
これに関しては特に説明はありません。
短クッション往復1.5くらいの力加減で撞けてればどんなに悪い撞き方をしていてもこれくらいは引けるはずです。
引くためにはキュースピードが必要→長くテイクバックをしたい→レストを長くしよう。
という考えは自然ですが、
レストを長くした結果として撞点がブレたら元も子もないのでレストを短くして撞点を大事にした方が良いことも多いです。
ブリッジの高さに関して
新たに画像を作成するのがめんどくさいので撞点が上か下かの違いはありますが以前使ったこの画像を見てください。
キューに角度がついている方が撞点が同じならば回転量は増えるということでした。
角度のつけ方はちょっと考えればすぐにわかりますが、
引きでキューに角度をつけるならばブリッジは高くするべきです。
キューは水平に水平に、と言われ続けてきた人は不服かもしれませんが不服なのが正しいです。
なお、キューレベルをつけた引き球は撞点の撞き分けが難しいです。
それこそブリッジの高さやレストの長さに大きく左右されてしまいます。
引けない苦肉の策としてなら良いですが、やはり基本的にはキューはできるだけ水平に近い角度の方が再現性が高いです。
最後に撞き方に関して
ほとんどの人の引けない理由は撞き方ではありません。
なのでここでは一切説明はしません。
ロングドローとか曲球的なレベルの引きを求めるわけでないなら撞き方なんて気にしないで撞点の正確さを上げることとキュースピードを増加させる練習をした方が良いです。
最後にもう一度、
引けない人は下を撞けていませんよ。