難所を見極める2
今回もゲームにおける難所を見極めていきましょう。
まずはこの配置です。
どこが特に難しいかを考えて下さい。
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難所は4番ですね。
入れられるポケットは左右どちらかのサイドですが左のサイドへ出すのは狭いので右のサイドへ狙いにいきます。
一番良いのはこんな風にバタバタで出す方法でしょう。
厚めに出して殺せばネキは簡単そうです。
けれども多少長めにポジションしてしまってもさほど問題はありません。
逆振りで薄くなったらワンクッションで走らせてポジションさせます。
最悪なのはこれですね。
短めに出てしまって順振りになってしまいました。
ぱっと見ではさほど難しくなさそうですが逆をいれる量と力加減の兼ね合いがなかなか難しいです。
ここでは長めに出した方が良さそうですね。
3から引きでポジションしても良いですが加減が難しいです。
引きの加減を完全にコントロールできるなら良いですがそんなにビリヤードは都合良くいかないですね。
常に順振りが良いってものではありません。
次はこの配置です。
同じように難所を考えてください。
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経験豊富ならすぐにわかるはずです。
これは3番の振りを間違えるとだるいですね。
順振りの実線ゾーンか逆振りの点線ゾーンのどちらにポジションするのが良いかはわかると思います。
言わずもがなここでは順振りが良さそうですね。
厚みによって直引きか、長にワンクッションかです。
逆振りになってしまうと図のようにちょっと無理が出てきます。
点線のラインは逆上でワンクッション。
実線のラインは順でツークッション。
致命的なポジションミスではありませんが、このようなちょっとしたミスが積み重なってハイボールでやらかしてしまうことがあるので気をつけましょう。
これくらいのミスならばA級は6番をしっかりかわしてポジションしたいところですね。
7番がちょっといやらしい位置にいるので5番から7番のポジションにも気を使いましょう。
手球の位置と技量によって薄めにポジションするか、厚めにポジションするかをちゃんと決めて撞きましょう。
中途半端に撞くとろくなことがありません。