入れ易さとは2
入れやすい条件を考えてみます。
ポケットが甘いとか渋いとかはどうでもよくて、力加減やなんやらの話です。
点線のようにポケットの真ん中から入ればどんな力加減でも問題なく入りますが、
実線のように厚みを外してクッションをなめた場合、弱めの加減ならば入ることもありますが強めの加減ではポケットに弾かれて入らないこともあるでしょう。
サイドへギリギリ厚みがあり、ポケット内側のクッションに当てて入れるようなとき。
弱めならば入りますが、強めだと弾かれて実線のようにカタカタしてからポコっと出てくることもあります。
このような的球がポケットから遠いとき。
弱めに撞くとスロウの影響が出やすく実線のように厚めに外しがちです。
さらに的球のスピードが遅いことによって台のヨレでコースがずれることも多くあります。
台のヨレやスロウなどの自分でどうにもできない不確定要素を排除するならある程度の強さで撞くのがベター、
厚みという自分の実力でどうにかできるものに自信がないなら"入れるだけなら"弱めがベター
厚みに自信があるならしっかり、ないなら弱く撞けば入れやすい"こともある"ってことですね。
力加減と経験量という観点から考えると、言うまでもありませんが普段使う力加減が1番入れやすいでしょう。
弱い←1.2.3.4.5.6.7.8.9→強い
の9段階で力加減を設定します。
人によりけりですが、4.5.6を良く使う人もいれば3.4.5だったり5.6.7だったりする人もいるわけです。
各人の普段の力加減は異なるため、一概にこの力加減が入れやすいなんて言えないことはわかりますね。
薄めに組み立ててひねりで繋ぐタイプは比較的弱めの力加減が得意なことが多く、厚めに組み立てて上下の撞点を刻んでいくタイプは強めの力加減が得意なことが多いでしょう。
得意不得意ってのはこういう部分から多く生まれると思います。
さて、まとめますと
弱めで入れるメリット
- 所謂ポケットの受けが良い
弱めで入れるデメリット
- 台のヨレやスロウなどの不確定要素を受けやすい
強めで入れるメリット
- 厚みに自信があれば不確定要素に負けることが減る
強めで入れるデメリット
- ポケットが渋いと少しの厚みのズレでガコガコして外しやすい