ハードブレイクとビリヤードと

ビリヤードの基礎知識から練習方法、あとハードブレイクの方法なんかを書いてきます。私個人の考えを多く含んでいますので意見があれば是非ください。オカルト理論であふれているビリヤードの世界を改善していきたいです。

知っておきたいこと

カーブショット

カーブの話です。今回は左右を撞いたときのカーブに触れます。基本的にそんなに積極的に利用するものではないですし、むしろウザいものです。こんなのが出来たら大喝采ものですよ。さて、手球の左右を撞くと必ずカーブします。と言っても度合いがあってキュ…

キャノン

なんだかんだ書いてなかったのでキャノンの話をします。200以上も記事を書いているのに初歩的なキャノンのことが抜けていましたね。こんなのがキャノンです。文字にすると、的球に当たった後の手球で他の的球を入れることをキャノンショットと言う。先に書い…

押し引き

誰しもあることなのかはわかりませんが、押し球の入れが安定しないという悩みを持ったことがある人はわりといると思います。僕もそうでした。何故押しで入れが安定しなくなるのか?を今回は書いていきます。まずは押し球と引き球とで異なる部分を考えましょ…

トビのメカニズム2

前回に実際にはトビは撞点だけによって決定されるわけではないと書きました。これのわかりやすい例としてミスキューがあります。同じ右の撞点を撞いてもチョークを塗った場合とそうでない場合(ミスキューの場合)とで、チョークを塗った場合は狙い点よりもや…

トビのメカニズム1

以前こんな図を使って左右を撞いたときのトビの方向のことを説明しました。手球のベクトル3 - ハードブレイクとビリヤードとそれぞれのベクトルの意味は、黒はキューから手球に与えられる力のベクトルで、青は手球の並進運動(回転とは独立した運動、平たく言…

引きの余地

クッションに近い、もしくはタッチの場合の引きについての話です。8番はタッチです。例えばこの配置からの出しは点線の順下バタバタか実線の切り返しですが、多くの上級者は切り返しをするはずです。けれども8番がクッションから浮いた場合には多くが実線の…

切り返し3

今回で切り返しの話は最後です。前回の最後の切り返しと似た系統の切り返し紹介。これも手球のスピードを抑えた切り返し。撞点逆下。引くわけではなく、殺しのように撞くことで手球のスピードが落ちてクッションからの跳ねを抑えることができコーナースクラ…

切り返し2

つづきです。より実践的な切り返しのライン紹介をします。押しで切り返し。撞点は逆上。押しがしっかり乗っていないとツークッション目がより下の方に落ちる。押しだけの切り返し。撞点上のみ。ワンクッション目でクッションに浅い角度で入ってしまいそうな…

切り返し1

バタバタと双璧を成す切り返しの話です。切り返しはどんなものかというとこんなのです。一般的には逆を入れて無理なく手球を走らせることが多いです。多くの場合は撞点は逆上ですが、逆がいらなかったり真横とか下を撞くこともあります。クッションから離れ…

バタバタ3

今回で最後です。まずは厚めからの押し引きでのバタバタの話をします。順上で回すには厚すぎるので押し抜いてバタバタ。スクラッチを避けるために厚みによって逆を入れる必要もあります、けれども不要な逆を入れるとポジションミスになるのでノーイングリッ…

バタバタ2

バタバタのつづきです。前回はバタバタが何たるかの説明をしました。今回は実践的なバタバタの話をします。上だけで撞いたときにスクラッチしそうなとき(実線)、少し順を入れてあげて明確にスクラッチを避ける。これ、わりと当たり前なことなんですがやって…

バタバタ1

バタバタについて取り上げます。このように対面のクッションを何度か用いてポジションする術をバタバタと言います。これは長クッションでバタバタさせているので長長バタバタなんて言ったりもします。こちらは短クッションでバタバタさせています、短短バタ…

芯撞き2

つづきです、今回は芯撞きからの出しに焦点を当てていきます。5番はサイドでしょうね、どうやって出すかが問題です。上でコロコロと出す。良くないですね、どこまでいっても撞き辛いため、そこからの出しが辛いです。それに土手から離れるくらい手球を走らせ…

近いと狭い

今回はゾーンについて少し詳しく説明していきます。ゾーンって何ぞやと思った方はこちらを参照してください。ライン出しとゾーン - ハードブレイクとビリヤードとこの配置で9番のゾーンはだいたいこの三角形くらいでしょう。ここからの出し方はバタバタか切…

基本のひねり4

これで基本のひねりシリーズは終わりです。最後にトビとカーブの度合いのことをを書いて終わりにします。図の1.2.3はそれぞれ力加減が強い、普通、弱いときで、点線はひねらなかったときのラインです。1の力加減が強いとき。トビは大きく、カーブはほとんど…

基本のひねり3

前回まででひねりの効果と使う場面の基本的な事の説明をしました。今回はひねりのリスクを説明していきます。ひねりの1番のリスクとしてトビとカーブがあります。センターショットですが左を撞いてみるとだいたいこんな感じになります。左右を撞くことで反対…

基本のひねり2

前回はひねりはどんな場面で使うのかということの説明をしました。ひねりは使い慣れるまでいまいちよくわからないものなのでおさらいをします。まずは手球を無理なく走らせるためのひねりです。例としてこんな配置です。押しだけだとネキに近付けるのが難し…

基本のひねり1

ある程度上達してくるとひねりを当たり前のものとして使うようになってきます。そこでこれからひねりを覚えようと考える人向けにひねりの効用と使い所、リメリット・デメリットの説明をしていきます。ではまずひねりをどのような場面で使うかです。まずはこ…

空クッション1

避けては通れぬ空クッション。空クッションでどう入れるか、いくつバリエーションが浮かぶでしょうか?ワンクッション。出来ないといけないのですがワンクッションってイマイチ信用しきれないんですよね。ファイブアンドハーフ(でしたっけ?)でスリークッシ…

芯撞き1

初心者の頃は真ん中を撞いていたのに上手くなるにつれて真ん中を撞かなくなってきます。それより上のレベルにいくと再び真ん中を撞き始めます。今回は真ん中を撞く、芯撞きの話です。手球の厚いところを撞くのって大事ですよ。以前にベクトルの話でこんな図…

ひっかけ

今回はひっかけの説明をします。以前もしたんですけど例のごとくちょっとてきとーな説明だったのでもう少し掘り下げます。こんな配置で右上に入れるとします、薄いのでなかなかシビアですがひっかけを使うとそんなにシビアな球ではないんです。厚み通りに入…

特殊系

知っていればどうにかなる…かもしれない系の球です。キュー切れが必要なのがいくつかいますがまあ、知ってるか知らないかの差は大きいですよ。コースが全くないです、どーやって出しましょうか?セーフティしても良いですが今回はカッコつけた出しをやってみ…

テケテケ

知らないとできない特殊ショットシリーズその2、テケテケです。怪談の足がないあれではありませんよ。こんな困った場面でテケテケを使います。こんな具合ですねテケテケでキャノンです、この場合は撞点は右上でしょうか?入れる厚みによって変わってくるので…

外し方2

前回のつづきです。平たく言えば9番をチビって撞くなということでしたね。イレイチで弱く撞かない。外してもできるだけ甘い球が残らないように善処する。イレイチで撞かないということに関してですが、入れることでいっぱいいっぱいになると弱く撞いて甘く残…

外し方1

今回は9番の外し方について書いていきます。何を言ってるんだと思うかもしれませんがけっこう大事ですよ。例えばこの配置。まあ、特になんでもない配置ですが中上級者はこんな風に撞くことはあまりありませんね。だいたいこんな風に撞くことが多いはずです。…

球クッション

知らないとできない特殊ショットシリーズその1、球クッションです。知らないとまず発想が浮かばないので知らなかった人はここで知ってください。こんな風に的球をクッション代わりに使ってやるのを球クッションと言います。困った場面ですが球クッションで9…

普通にブレイク

いったい今まで何人に言ったのかわかりませんが、ブレイクよりも普段のハードショットの方が強いよね?ってな人はたくさんいますね、自覚してるのだか自覚してないのだかはわかりませんが…本気でハードブレイクを目指したいのでなければ、ブレイクはあくまで…

出来ないことをやらない

色んな人のプレイを眺めていて「それはないだろ…」みたいなことは日常茶飯事ですが、そんなことよりも出来ないことをやるのはどうかと思います。例えばこんな配置です、ちょっと遠いですが出しの構想は浮かびますね?順下ワンクッションないしツークッション…

コンビ3

前回は後球のことを少しだけ触れました。今回はもっとディープにいきます。早速ですがこの配置で手球位置はどちらが良いですか?イレイチ気味でいくと、景色的には点線の方が入れやすそうですが残り球はあまり良くないですね。実線の方が入れば無理なく次に…

コンビ2

コンビの話の続きです。今回はコンビの後球を主に考えていきます。コンビを成功させても第一的球が明後日な位置にいたら困りますからね。さてこんなコンビです。入れるのは難しくない…ですよね?けれどもこんな事故を起こしてしまうことは誰しもあるはずです…